作家の平尾圭吾は、その著書の中で、インディアンの血を引き、オクラホマ州議会上院議員も務めるランディ・バースの、「“インディアン”は“インディアン”だ。“ネイティブ・アメリカン”という言葉は30年ほど前からにわかに使われ始めたが、これを喜ばないインディアンだっていっぱいいるし、インディアンの中心州のこのオクラホマにも、“アメリカ・インディアン”の名のつく施設はたくさんあるよ」との言葉を紹介している。
ほとんどのアメリカ・インディアンは、「インディアン」、「アメリカ・インディアン」、「ネイティブ・アメリカン」という用語に不快感を持たず、いずれも同じ意味合いで使用している。インディアン部族の公式ホームページでは、これらの単語が混在しているものも多い。2004年にワシントンD.C.で開館した博物館の名前は、国立アメリカ・インディアン博物館となった。
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一方、チェロキー族の作家であるクリスティーナ・ベリーは、『名前には何があるの?インディアンとポリティカル・コレクトネス』という自らのエッセイで、「アメリカ・インディアン」も「ネイティブ・アメリカン」も、両方とも、様々なインディアンの民族の違いをぼかすので使用を避け、各部族名を使うべきであると主張している。
どちらにしろ、「インディアン」も「ネイティブ・アメリカン」も、そう呼ばれている人々自身が選んだ呼び名ではない。